公開日:2020年6月29日 最終更新日:2020年6月29日
敬語は苦手だけど社会人としてのマナーです。アラサー・アラフォー世代は学生でもないし、「ちゃんと敬語が使えて当たり前」と求められるスキル。敬語は相手に敬意を示す手段なので、オトナ女性の品格として使えるように押さえておきましょう。ここでは言い換え術を使いながらパターンで覚える方法をお伝えします。
敬語地雷は自信のなさが原因?
敬語で地雷を踏んでしまうケースは、言い慣れていないことから起こる「バイト敬語」や「二重敬語」で、知らない、または、慣れていないことが原因です。
そして、ボキャブラリー不足からくる「上から目線敬語」での失敗ケースも多いです。
「何かおかしい気がする」「ちょっとした違和感がある」と感じていても、自分の敬語に自信がない。そんなときに誰かが使っている「正しい敬語風な使い方」を「これが正しいのでは?」と錯覚してしまい、間違って覚えてしまうようです。
敬語を真似るときに大事なことは、「誰が使っている敬語なのか…」ということ。なぜなら、誰もが間違っている可能性を含んでいるからです。できることなら、美しく使いこなしている人を真似るようにしましょう。
そして、自分の敬語も、誰かが真似て使う可能性もあることを頭の片隅で意識して、自信をもって正しい敬語で話すよう心掛けましょう。
正しい敬語は、いたってシンプル。敬語は相手に敬意を示す手段なので、シチュエーションやパターンで覚え、ボキャブラリーとして言い換え術を学べば正しく使うことができます。
まずは、あなたが正しいと思い込んでいる「間違い敬語探し」から始めましょう!
バイト敬語は正しい敬語ではありません
「バイト敬語」という言葉があります。社会経験が少ない若い人だけではなく、この「バイト敬語」が世の中に浸透していて、「正しい敬語」だと思い込んでいる人がたくさんいます。
たとえば、飲食店でのオーダー時の「◯◯でよろしかったですか?」はバイト敬語です。正しくは「◯◯でよろしいですか?」で十分な敬語なのです。あなたはバイト敬語を使っていませんか?
丁寧に敬語を使おう!と頑張りすぎて、二重敬語を使っていませんか?
わかりやすい例は「社長様」「部長様」などの役職に関する二重敬語。この場合、「社長」「部長」で十分な敬語です。
また「お越しになられる」は二重敬語で、正しくは「お越しになる」。 「ご覧になられる」も二重敬語です。正しくは「ご覧になる」で十分な敬語なのです。この「◯◯なられる」で二重敬語を使っている方は多いですね。
「丁寧に敬語を使おう!」と頑張りすぎて、二重敬語を当たり前のように使っている人は注意しましょう。
間違い敬語で上から目線のような印象を与えてしまい、地雷を踏んでしまうことも…
お客様に「お座りください」なんて口走ってしまい、上から目線の印象を与えて不快にさせたりしていませんか?この場合の敬語は「お掛けください」です。
こういったケースは、単にボキャブラリー不足が引き起こす失敗です。言い換え術を覚えて、ボキャブラリーを増やせば失敗しません。
敬語はシチュエーションやパターンで覚えてしまえば、スムーズに使えるようになります。怖がらずに慣れていきましょう。
敬語はオトナ女性の品格として身につけたいスキル
仕事ができる人をよく観察すると、会話の中での敬語が自然で美しいです。
そつなく敬語が使えるようになると、人間関係が円滑に周り出します。あなたの相手への敬意がちゃんと伝わり、信頼関係がつくりやすくなりますよ。仕事において、「マナー」がもつ役割は軽視できないと覚えておきましょう。
「やってしまった…」と後悔しないために、敬語のスキルアップでカッコいいオトナの女性を目指しましょう!
構成・文 / エルシーラボ編集部
【エルシーラボ編集部】
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