公開日:2020年5月29日 最終更新日:2020年5月29日
コロナ禍の現在、全世界の医療や経済が大混乱しています。経営者・個人事業主・フリーランスのような小規模事業者の悩みは「資金繰りと資金調達」です。今までの努力や苦労を水の泡にしないために、「継続するための資金繰りと資金調達」が経営手腕として問われます。知っていれば活用できる情報をお金のプロに伺いました。
コロナ危機を乗り越え、これからの時代をどう生き抜くのか…
「新型コロナウイルス感染症の影響で現在、日本をはじめ、全世界の医療や経済が大混乱しています。
日本は令和に入り、新しい時代を迎えましたが、今回の件で、さらに時代は変化していくと予想されます」と、税理士であり、女性応援コンサルタントの遠藤公也さんはおっしゃいます。
コロナ禍の今、市場からマスクがなくなるなど欠品する商品が生まれたり、飲食業や百貨店など店舗型ビジネスは臨時休業に追い込まれています。同じく教室や講座など、人が集まるビジネスの開催は、ほとんどありません。
日本は全国的に緊急事態宣言が解除になりましたが、コロナ自粛が経済に与える影響は大きく、大企業ですら倒産が危ぶまれる状態です。新型コロナウイルスの第二派を恐れながらの経済活動が再開となり、まだまだ不安はつきません。
今もなお、仕事ができないジレンマやコロナ禍以前の生活に早く戻りたいと焦る気持ちを抱え、小規模事業者の悩みやストレスになっているのが「資金繰り」と「資金調達」です。
経営において大切な資金繰りと資金調達
「経営において大切なことは、収入と支出のバランス、この差額が利益(資金繰り)となります。
こんな現況の中、売上はなくても家賃などの経費は出ていく。その上、今後の経済の見通しは不安定。そんな状況下で事業を継続、維持していくためには、どうすればよいのか考えなくてはなりません。
しかし、売上がなくても、お金が入ってくる方法があり、これを「資金調達」といいます」と、遠藤さんは続けます。
大きくわけて、その方法には下記の2つがあります。
①返済不要のもの
②返済必要なもの
①を【補助金・助成金】、②を【借入金】といいます。
「コロナ危機」をどう乗り越えるか…経営者としての手腕が問われる
遠藤さんは「今、経営者・個人事業主・フリーランスのような小規模事業者が活用できるものがたくさんあります。コロナ危機で、今までの努力や苦労を水の泡にしないために、また、あなたを待っている人がガッカリしないために、「継続するための資金繰りと資金調達」にチャレンジしてみてください。それも経営手腕だと思います」とおっしゃいます。
ビジネスは継続することで信用が生まれます。信用は経営において宝です。このコロナ危機というピンチをチャンスに変えることができる経営者へと成長していきましょう!
【取材協力】
税理士・女性応援コンサルタント
遠藤公也さん
前職はレディ-スファッション業界、池袋PARCO等のテナント店長を経験。平成5年に会計業界に転職、税理士試験合格後、平成15年に独立開業。営業時代の経験を活かし、女性経営者に特化した経営指導を行っている。
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取材・文 / エルシーラボ編集部