公開日:2020年5月10日 最終更新日:2020年5月10日
コロナ禍が与える経済へのダメージは大きく、半年後・1年後の自分の姿が想像できません。経営者・個人事業主・フリーランスの方は事業を継続していけるのか、企業で働いている人は、いつ解雇や雇止めにあうのか…という不安の中、日々過ごしているのでは?と思います。ここでは、「これから」について考えてみましょう。
ある日突然仕事がなくなったら、あなたはどうする?
コロナ禍以前の私たちの暮らしは平穏でした。いまより良くなる未来を想像できたし、夢半ばの人もいたはずです。みなが「未来=より良くなるもの」と捉えていました。
しかし、コロナ禍が訪れ、私たちの生活は一変しました。
とくに、「人と接する仕事」は新型コロナウイルスに感染するリスクが高く、実店舗で働く人は人の流れを止められ、営業を自粛しなくてはならなくなり、悩ましく、苦しい毎日です。
人は終わりがわかっていれば一時的な苦しさや辛さを工夫で乗り越えられます。しかし、相手がウイルスというコロナ禍では、終わりが見えないことが不安を増幅させ、心が押し潰されていきます。
そんなとき、あなたならどうしますか?
情報が多すぎると、不安が育って膨らんでいく
不安だからTVやネットニュースからの情報を集める。給付金や助成金の情報も、日々更新されるために混乱する。何がいつ始まるのか、自分に何が当てはまるのか、「わからないこと」が溢れてくる。
この「わからないこと」がパニックを引き起こします。理解しよう、情報を聞き逃してはいけない…と、焦るような、急き立てられるような感覚に陥ります。
この悪循環は「情報過多」が原因です。情報が多すぎると、どんどん不安が育って膨らんでいくのです。
そんなときは、情報の規制をして心を落ち着かせましょう。
●TVやネットニュースは時間を決め、それ以外は見ないようにする
●情報の量が減ることで生まれる「わからないこと」は、適切に回答できる人や機関に相談する
情報の量をコントロールすることで、不安に押し潰されることを避けましょう。
終わりが見えない不安の中では、先を見すぎないことがポイント
終わりが見えないコロナ禍では、先を見過ぎると不安が勝ちます。しかしながら、このコロナ禍で不安に陥ってる人は、あなただけではありません。みんな、同じ状況なので、焦ったり、急き立てられる必要はないのです。そして、日々、様々なことが改善され、情報も新しく更新されています。
そんなときは3ケ月後のことを考えるのではなく、1か月後、2週間後、1週間後というように、近い未来を見ることです。1週間経てば、状況が変わっていることもあるからです。
状況が変われば、不安は軽減していく
半年後、1年後の状況がわからない…、そんな苦しい状態がいつまで続くのだろう…と不安なときは、1日1日を大切に過ごしましょう。
昨日より今日が、少しでも良くなっているように、今日より明日が、少しでも進歩しているように、あなたの頑張りが感じられる、あなたの頑張った足跡が目に見える形になれば、少しずつ心が安定します。そして、また明日、頑張ってみよう…と思えるようになるのです。
小さな1歩の積み重ねは、必ず未来への種になり、いずれ華が咲くことでしょう。そう信じて、いまを乗り切っていきましょう。
構成・文 / エルシーラボ編集部
【エルシーラボ編集部】
たった一度の人生を自分らしく生きる。世の中には「知らないこと」がたくさんある。ライフもキャリアも視野を広げて世界を広げよう!さぁ、あなたの知らないことを見つけて、未知なる可能性を探しましょう。