公開日:2020年9月29日 最終更新日:2020年9月29日
「仕事とプライベートのバランスが乱れると、危うい恋愛にハマってしまいます」と、「青田ミコトの大人の恋トレ」を主宰し、InstagramやLINEで恋愛アドバイスを配信している青田ミコトさんは話します。連載第2弾の前編は「なぜ、バリキャリ仕事女子は危うい恋愛にハマってしまうのか?」を紐解いていきましょう。
バリキャリ女子は、プライベートも「憧れ=嫉妬」の的になる
仕事をバリバリこなし、みんなの憧れのハイスペック女子は他人にプライベートを見せません。少し謎めいているのも、バリキャリ女子のミステリアスな魅力です。
しかし、謎めいているからこそ、バリキャリ女子に憧れている人たちの妄想ターゲットになってしまうケースがあります。
「休みの日はきっと、ハイスペック男子と、ゆとりある休日を楽しんでいるのよ!」
「いやいや、きっと理想が高すぎて、自分につり合う相手を見つけられないよ…」
「上司や取引先の人と不倫してたりして…笑」
なんていうふうに仕事ぶりだけではなく、プライベートにおいても、ドラマのように「こうであって欲しい理想」を押し付けられたりします。
華があり、目立つ存在のバリキャリ女子は「憧れ=嫉妬」の的になり、そのこともプレッシャーに感じているようです。
仕事を優先させると「手近で愛をくれる人との受け身で楽な恋愛」にハマってしまう
実際に私が相談を受けるバリキャリ女子の恋愛事情は「危うい恋愛」に悩んでいる人が多く、周りが妄想するバリキャリ女子の「ドラマのようなプライベート」とは違っています。
私はその原因を、手近で愛をくれる人との淋しさを埋めるための「受け身で楽な恋愛」にハマってしまうからだと考えています。
バリキャリ女子はキャリアアップを目指し、仕事に集中して生活しています。
すべてにおいて器用に生きているように見られがちですが、責任感やストイックな性格ゆえに、仕事とプライベートのバランスが乱れているケースも多いのです。
「仕事で認められる悦び」が自己肯定感を高めてくれる「生きる糧」となり、仕事優先でプライベートが疎かになってしまう。
そうなると、異性との出会いの場は限られ、自分から新しい出会いを求めることをしなくなります。そして、手近で愛をくれる人との受け身で楽な恋愛にハマってしまうのです。
また、華があり、目立つ存在だからこそ、異性から言い寄られるケースも少なくはない。そんなことが、受け身で楽な恋愛へと導いてしまうのでしょう。
たとえば、恋愛対象を選ぶ基準も、「仕事に影響が出ない相手」「プライベートで淋しさを埋めてくれる相手」を無意識に選択してしまうようです。
【バリキャリ女子が選びやすい相手】
- 今の生活を変えなくていい相手
- 恋愛の駆け引きで悩まなくていい相手
- 自分のイメージにマイナスにならないステイタスがある相手
- 愛をくれる相手
- 失恋しても心のダメージが少ない相手
手近で愛をくれる人との受け身で楽な恋愛は危うい
「異性から言い寄られる」ということは、「モテる」ということなのですが、だからといって「良い恋愛をしているのか」というのは別問題。
恋愛によって淋しさを埋めることはできても、数ヶ月もすれば、受け身で楽な恋愛は危うい恋愛だと思い知る。そして、理不尽な想い、虚しさに悩むこととなります。
もし、あなたに身に覚えがあるのなら、プライベートを見直し、自分を大切にする恋愛へと「価値観」を変えていく必要があります。
【取材協力】
ライター 青田ミコトの「大人の恋トレ」主宰
青田ミコトさん
恋愛コミュニケーション・心理という切り口でコラムを執筆すると「泣きました」「心に沁みました」と大反響。「大人の恋愛は様々な事情や過去が絡んで複雑化する」と「青田ミコトの大人の恋トレ」を主宰。InstagramやLINEなどで恋愛アドバイスを配信。
取材・文 / エルシーラボ編集部