公開日:2020年3月14日 最終更新日:2020年3月14日
資格ビジネスや協会ビジネスが盛んな現代では、たくさんの資格が溢れています。同時に様々な分野でAI化が進んでいる今、資格を選ぶときは時代背景も踏まえた上で、「これから10年通用する資格」を賢く選ぶのがポイントです。資格取得をゴールにせず、資格取得した後の計画も立てていきましょう。
世の中にたくさんの資格が溢れている!あなたはどんな基準で資格を選びますか?
資格ビジネスや協会ビジネスが盛んな現代では、たくさんの資格が溢れています。似かよった資格も多いので、どの資格を選んだらいいのか迷ってしまいます。
またAIが発達し、様々な分野でAI化が進んでいることを考えると、将来、取得した資格がAIに取って変わられてしまうケースも考えられます。
資格取得を考えるときには「これから10年通用する資格」という考え方を持ち、下記のポイントを意識してみましょう。
- その協会は、長続きする協会なの?
- 資格取得後の「協会の縛り(ルール)」はどれくらいあるの?
- のちに競合になる同業者はどれくらいいるの?
- かかる費用はどれくらい?期間はどれくらいで取得できる?
- 資格取得後、どうやって、その資格を活かす?
- AI化が進んだ場合、この資格は社会で通用するの?
今やりたいことや今興味があることを基準に考えると、これから先、社会情勢が変化したときに使えない資格になる可能性も考えられますよね。
感情や目先のことにとらわれず、3年先、5年先のビジョンをもちましょう。
また、資格取得がゴールになってしまう「資格マニア」にならないよう、これから先の人生で使える資格取得を目指しましょう!
簡単に取得できる資格と国家資格などの取得が難しい資格、なんのために資格取得を考えるのか…を忘れずに自問自答して選ぶ
「国家資格取得は難しい」ということは、誰でも知っていること。しかし、だからこそ、国家資格取得には価値があるのです。
その逆で、「簡単に取得できる資格」も世の中には溢れるほど存在します。
資格取得を考えるとき、「難しい・簡単」「費用がかかる・費用が安い」「時間がかかる・短期間(短時間)で取得できる」という選択基準もありますが、どの資格を取得するのか迷うときは、「なんのために取得したいのか?」を自問自答して選びましょう。
その自問自答が、これから先の人生のターニングポイントを導きだすのです。
簡単に取得できる資格は「サブ資格」と捉えよう!
資格取得には2つの考え方があります。
1つは、「私は◯◯の専門家」と思えるものがあるのなら、その専門技術の幅を持たせ、強化するために「サブ資格」を取得するという考え方。
こういったケースでは、すでに「〇〇の専門家」としてフィールドがあるので、時代のトレンドを読み、安価・短期間で取得できる資格を選んだとしても資格取得後、即実践で活かせる現場があります。
しかし、「資格マニア」のように、取得できたことに満足して、また次の資格取得を目指す!というような思考のループでは、「宝の持ち腐れ」のように資格の数だけ増え、実際には使えない…を繰り返す傾向にあります。
そうなると、「私は◯◯の専門家」とはいえなくなり、お客様から「何をやっている人なのかわからない」と映り、サブ資格取得は「ブランディング」という面でデメリットになってしまいます。
サブ資格を取得する場合でも「なんのために資格を取得するのか」を忘れないようにしましょう。
取得が難しくても「権威あるもの」には、有無を言わせない需要や価値がある
もう1つの資格取得の考え方は、「メイン資格取得」です。あなたがあなたであるための、揺るがない基本資格。
たとえば、国家資格などの「取得が難しいもの」には、権威があります。この権威は信用に結びつき、価格が高くても需要はあります。
取得まで時間がかかり、費用も努力も必要だとしても、「取得後」を考えると、簡単に取得できる資格よりは待遇よく働けます。
こういったメイン資格は「あなた」の主軸になり、あなたというブランドに育ちます。
今の苦労をとるのか、未来の苦労をとるのか、考え方ひとつでこれからの人生は変わります。資格取得を考えるときは、しっかりと未来の人生設計をしながら選択しましょう。
構成・文 / エルシーラボ編集部
【エルシーラボ編集部】
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